IELTS上級 関係節演習

関係節

関係節は文中の名詞に必要な情報や追加情報を補足するために用いられます。例えば “who visited the museum” や “which was published” のような部分です。これをマスターすると、IELTSのライティングやスピーキングでより複雑で多様な文を作ることができます。

ルールの説明

**限定用法（defining/restrictive）**の関係節は、どの人やものを指すかを正確に特定し、文の意味に不可欠な情報です。コンマで区切りません。

• 例: The student who studies hard will pass the exam.
  なぜ正しいか: “who studies hard” がどの生徒なのかを示しており、コンマが使われていません。

**非限定用法（non-defining/non-restrictive）**の関係節は、すでに特定されている名詞に追加情報を加えます。コンマで挟みます。

• 例: My brother, who lives in Canada, is visiting next month.
  なぜ正しいか: “who lives in Canada” が追加情報を与え、コンマで区切られています。

主な関係代名詞とその用法:

• who: 人（例: teachers who help students）
• whom: 目的語としての人（例: the candidate whom they selected）
• whose: 所有（例: the author whose novel won awards）
• which: 物または動物（例: the book which she recommended）
• that: 限定用法の人または物（例: the car that broke down）

よくある間違い:

• 非限定用法で人に which を使うこと
• 非限定用法でコンマを省略すること
• 所有を示すときに whose の代わりに who を使うこと

IELTSのライティングやスピーキングでは、関係節などさまざまな文型を使うことで、文法の幅と正確さを示すことができ、高得点につながります。

Practice Question

Choose the correct relative pronoun to complete the sentence below. Only one option is correct:

The scientist, _____ research on climate change has been groundbreaking, received an international award.

A) who
B) whose
C) which
D) that

Show Answer

Answer: B) whose
Explanation: “Whose” は scientist の研究の所有を示します。他の代名詞ではこの文脈で所有を表せません。
翻訳: 「気候変動に関する研究が画期的だったその科学者は国際賞を受賞しました。」

Key Takeaways

• 限定用法（コンマなし）の関係節で、どの人やものを特定したいかを示す
• 非限定用法（コンマあり）の関係節で、追加情報を加える
• who, whom, whose, which, that の正しい関係代名詞を選び、コンマに注意する
• 文構造の練習は Lingo Copilot を活用しましょう